表現力の練習(朝靄)

ライトノベル練習

早朝、公園へ散歩するために舗装された道路を歩いて行く。昨夜の雨で舗装された道路は濡れていた。公園に着いて散歩をしようとすると、朝靄が掛かっていた。朝靄が現れる仕組みを知らないけれど、恐らくこれから昇ろうとしている太陽が地面の水分を僅かにであろうが蒸発させているのだと考えた。草木の生える辺り一面が白く包まれている。穂のある植物は、穂先に水滴が貯まり、頭を垂れている。蜘蛛の巣にも水滴がついてしまっており、本来の透明で巣にかかった虫を捕まえるという機能も失ってしまったかのように、くっきりと見えてしまっている。段々と太陽が昇ってくると朝露は濃さを増して神秘的に見えた。

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